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工作天国!の巻(後編)

 

「なに作ってもいいよ」と言われた途端、一心不乱に工作をはじめるこどもたち。

 

それを見ていたら自分もなにか作りたくなって、材料のなかでもちょっと地味めで人気のなかった素材に目をつけ、手を動かしてみました。

 

なにかよくわからないものをコネコネしているうちに、ある時ピーンとひらめく瞬間て、

なんとも楽しいものです。

変な形の厚紙を曲げて丸めて飾って、

カンムリを作りました。

 

せっかくこどもたちがワクワクしながら集まってくるんだから、迎えるこちら側が率先して“愉しげ”でないと!

会場とこどもたちの熱気に自分がノるための 装置だったのかもしれません。

 

おかげでちょっとウキウキした高揚感を感じながら、その後もこどもたちに混ざることができました。

 

次に手に取ったのが、

これまたどう使うの?と、だれも手にとってもらえずうなだれた風情の細長ーい葉っぱ。

 

ユラユラさせているうちに閃いて作ったのがこちら。

 

 

これ、なにかわかりますか?

 

歌舞伎などのお芝居の小道具で「差し金」というのがあります。

 

 

長い竿の先端にチョウチョや火の玉を付け揺らすと、フワフワ〜フワフワ〜と本当に飛んでいるかのように見えるのです。

 

 

 

 

 

葉っぱのしなりがまさにソレだったので、張り切ってテキトーな蝶々を作り付け(作り込みよりもスピード重視!)

 

さっそく近くを通るこどもの頭の上をヒラヒラ泳がせてみました。

 

頭上にチョウチョを見つけ、肩をすくめはにかむ女の子。

 

手元の自作に夢中でチョウチョが留まったことに気がつかない男の子。

 

それを隣で見ていた女の子は、密やかなヒミツに自分だけが気づいたことにクスッと笑いました。







工作に取り組むこどもたちは、

とっても解放された状態で、とっても真剣に繊細に自分の感性と向き合っていました。


私がやったことといえば、ハサミに慣れない女の子の代わりにチョンと切ったり、ボンドまみれになっている男の子に「テープがいいかもしれないよ」と声をかけたり。

ほんとにそれだけ。


「なにつくってるの?」「コレはなに?」「どうしてこれを選んだの?」

おとなの問いかけでこどもから「言葉」を引き出そうとするのは必要なことではあると思うけど、

工作に没頭している真剣な表情を見ていたら、おとなの声が差し込まれない、

自分自身とじっくり相談する時間の豊かさを感じました。


そういう孤独って、なんて楽しいんだろうと思います。



こどもたちの色んな表情を見ることができて、ホカホカな一日でした。


工作っていいな!


おとなも こどもも 工作しよう!